カーペットを作る技術『タフティングガン』を作る技術が試してみたくて、自分の展示で知識のない状態からやる『ノーテクニックタフティングガン』というワークショップ企画を清荒神のAHSOさんでやってみました。
現地で道具を開封して、その場にいる人で調べながら作る方法、
結果的には
- 意外に作れる(思ったより安く作れた)
- 結構場所がいる(毛糸で散るので畳よりフローリングが楽)
- 売り物を作るには練習が必要(毛が抜ける)
って感じ。
簡単ですが工程を書いておきます。
(興味ない人はスルーして下さい)
まずタフティングガンはこれを買いました。
その他ネットで買った材料は基布、ボンド、毛糸。
後でわかったのですが、毛糸は100均のやつ(並太か中細)でもいけました。基布は生地屋で買った荒めの麻布がベストで、ボンドはホームセンターで3キロ入りぐらいのやつが良いです。(ボンドめちゃくちゃ使う)
タフティングガン買う時に、ループパイルとカットパイルっていう2種類の方法があるのですが、カットパイルの方がやりやすかったです。(短い毛糸を埋め込んでいく方法)ループパイルは使う毛糸も多いし打ち込む方向が難しい。(片方しかできない機材もあるので注意)
工程的には
①木枠を組む(ホームセンターで買った30mmの木材)、適当にインパクトでビスを打ってからL金具で補強。

②木枠に基布を張る(動画で見ると木枠から針を沢山出してそこに引っ掛ける感じで張ってましたが、タッカーで代用しました、なるべくピンっと張った方がいいみたい)

③木枠を固定する、丁度いい扉の枠があったのでそこくくりつけて固定。
(海外の人はクランプで木枠を机に固定してました。)

④タフティングガンを打ち込む(下から上に打ち込むと綺麗に打ち込める)
※中太ぐらいの毛糸だと3本ぐらいを同時に使うと安定しました、基布の荒さとの兼ね合いもあるのですが、多分これが大事、結構押し付ける感じで打っていくみたいです。慣れると力加減がわかって自動で進んでいく感じになります。
今回は人が多かったので、タフティングガンを打つ人(打ち子)、引っかからない様に糸を出す人(出し子)、いらない糸を切る人(切り子)、表から仕上がりを確認する人(見張り)の完全体制で作りましたが、基本的にこれを一人でやるみたいなので大変そう
⑤打ち終わったら裏面にボンドを塗る、毛糸は生地に絡まってるだけなので、裏面にめちゃくちゃボンドを塗って固定するみたいです。一枚に1.5キロぐらい使った

⑥端を織り込んで処理する、4cmぐらい大きめに基布を切って内側に織り込んでいきます、織り込んだ端はグルーガンで固定しました。
⑦裏にもう一枚布を貼り付ける。この布は端の処理のいらない合皮みたいな生地を使いました、滑りにくい素材がいいかも
⑧最後にハサミで毛糸を整えて完成、短く切るとけっこうはっきりした文字になりました。
(プロっぽい人は羊のバリカンで整えてました)

って感じです。
パッと見はいい感じに仕上がりましたが、結構毛が抜けてくる。
ボンドの問題なのか?、毛糸の問題なのか?、構造上仕方ないのか?
この辺が売り物を作りたい人には改善ポイントかも、今回は展示や催事で飾りとしての敷物が作りたかったので良しとしてます。
って感じでタフティングガン気になってた方は参考にしてみて下さい。
最近のコメント